2012年6月26日火曜日

元スタバ店員が伝える。テクニック不要、美味しいコーヒーの保存方法。

昔はスタバでバイトをしていました。
sadaです。

スタバでコーヒーの専門家としての「ブラックエプロン」の資格を取得し、コーヒーセミナーの講師をやったりしてました。

コーヒーセミナー/コーヒー器具 | スターバックス コーヒー ジャパン
ブラックエプロンについてはこちら



そんなこともあり、よく周囲の人から「美味しいコーヒーのいれ方教えて」と言われることもあります。
その時、僕が答えるのは、豆の保存の仕方についてです。

美味しくいれるには、いれる時のテクニックももちろんあります。
でもそれ以前に、いれる豆の状態が悪かったらそれ以上にはなりません。
美味しいコーヒーをいれるためには、まず豆を正しく保存することが大切です。

コーヒーのドリップの仕方などと違い、保存方法はテクニックはいりません
正しい保存方法を知り、実践すればいいだけです。

今日は美味しい状態を出来るだけ保つための保存方法をご紹介します。



■コーヒー豆は鮮度が大事


乾いたもののように見えますが、コーヒー豆は生ものです。
生ものとは野菜や果物と同じようなものと思って頂ければイメージしやすいかと思います。


生ものなので鮮度で味は変わります。
正しい保存方法で美味しいコーヒーをいれましょう。



■コーヒー豆の4つの敵


コーヒー豆が苦手なものが4つあります。
それらを避けて保存してあげることが、美味しく保つコツです。


<コーヒー豆が苦手な4つのもの>
・光
・水分(湿気)
・熱(温度)
・空気(酸素)


これらを避けて保存するには、「暗くて(光対策)」「涼しい場所に(熱対策)」「密閉した容器で(空気、水分対策)」保存するのが良いとされています。


具体的には、密閉できるキャニスターなどで、日の当たらない食器棚などが良いかと思います。

たまに電子レンジやトースターの近くに置いている人を見かけますが、それは熱が伝わりやすいのでNGです!
同じ理由で湯沸かしポットの周りとかもだめですよ!


冷凍庫に入れて保存するという方法も聞きますが、僕はやっていません。
冷凍庫から出した時に、周囲との温度差のせいで豆の表面や保存容器に水滴がつくことがあるからです。

冷蔵庫は他の食べ物のにおいがうつりやすいので、こちらもやっていません。


ちなみに僕はこんなタイプのキャニスターを使用しています。
本当は光を通さない不透明な容器が望ましいのですが、これを使っている理由は後半で説明します。



■美味しく飲むための一番のポイント


それは新鮮な内に飲みきれる量を買い、飲むたびに挽くことと僕は考えています。

新鮮な内とは、開封してから約1週間。
長くても10日以内には使い切るのがいいです。
それ以降だとどんどん味が落ちていくように感じます。

先ほど、透明なタイプの保存容器をおすすめした理由はここにあります。
豆は少量ずつをこまめに買い、新鮮な内に飲み切るのが望ましいです。
少量ずつを買うため、気がつくと「豆がもうない」なんてことにもなりがちです。
保存容器が透明だと、豆の残量が目に入りやすいため、豆の購入時期を意識しやすくなりました。

容器の口が広いと豆をすくう時に楽ちんというのもおすすめポイントです。


また、飲む前にあらかじめ挽いておくのも避けた方がいいでしょう。

先ほども書きましたが、コーヒーは空気(酸素)に触れることで酸化してしまいます。
コーヒー豆を挽いてしまうと、粒当たりの表面積が増えてしまいます。
それによって空気(酸素)と触れる面積が増えてしまい、挽く前よりも酸化しやすくなってしまいます。


店では豆のまま購入して、飲む時に自分で挽きましょう。


鮮度の関係もありますが、自分で挽くと、好みの粗さを研究できる楽しみがあります。
豆の特徴や器具の性質に合わせて色々試しながら自分のお気に入りの味を探すのは楽しいものです。


豆を挽くコーヒーミルは色々なタイプがありますが、僕は「HIGHMOUNT」のコーヒーミルを使用しています。

他のコーヒーミルに比べてスリムでスタイリッシュなところが気に入っています。
その他にも、おすすめなポイントは

  • 価格がさほど高くない
  • 見るの中に埃やゴミが入り込まない
  • 小さいのでキャンプなどに持って行くのに便利
  • 簡単に分解してそれぞれ洗えるので衛生的
買ってから10年くらい経ってますがまだまだ使えそうです。



■さいごに
豆の保存の方法についてはいくつかの説があります。
今日は僕がやっている方法をお伝えいたしました。
このやり方がベストかはわかりません。

ですが、特に何も気にしないで保存しているよりは良くなると思うので良かったら試してみてください。


本日も読んで頂きありがとうございます。
それではまた。
sada


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